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自他共に認めざるを得ない電波でオタクな工学系女子大生のゆるーい日常。
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夏の空。
気持ちが沈むと私はいつも空を見る。
空はいつも蒼いけれど
何時も同じ蒼さじゃなくて
日によってやっぱ色合いが微妙にちがくて。

夏から秋にかけての空が一番好き。
風は春風が一番好き。
冬の青空も好き。
油絵のような雲が好き。
曇りの日の雲の隙間から差し込む光が好き。
暑い日の控えめな風も好き。

好きで好きで仕方ない。

時々、そういった想いが爆発して
わけがわかんなくなってしまう。

ちっぽけな
命を
痛感してしまう。

人は死んだらどうなるのだろう?
世界はどうして存在するのだろう?

だなんて
小さな子供が考えることを
今でも延々と考える。
物心ついたときから
今も、これからも
延々と考える。

世界のあり方を考える。
私がいるから世界があって
私を中心に世界が回っているのかしら?

それとも
世界があって、他人がいて
人に認知されることによって私という存在が
世界に在り得る様になるのかしら?

世界中から忘れ去られてしまっても
世界中にその存在を覚えてもらっても
私は生きていけない気がする。

私が感じられる
認知できる
ちっぽけな世界で
忘れながら
忘れなれながら
一生懸命にかき集めた
自分と他人をつなぐカケラを抱きかかえて
右往左往しながら生きているから
私は生きていられるような気がする。

先祖から祖父母から両親から
ずっとずっとつないできた命の先っぽに私がいるのに
その命の一部も
両親の人生の四分の一も
祖父母の人生の二十分の一も
私は認知できない。
確かに誰かが歩んできた道をたどって先っぽに立っているはずなのに
誰かが歩んできた道を知りうる術がないと知ったとき
全てを見てきた空に
全てを伝える風に
あざ笑われている気がする。

続いてきた時間の
これからも続くであろう時間の
地球と言う星の日本列島という島の
ほんの一地域にほんの一瞬存在した
私という存在が見聞したことしか認知できない。

なんて考えたら
なんてちっぽけなんだろうって
時々考える。

くだらないと知っても
無意味だとわかっても
流れ出る思考の流れに歯止めを利かすことは難しくて
もうこういったことを10年以上考えてる。

どこまでも
何時までも
空は蒼くて
私をあざ笑う。

そして時々一瞬
いつもと違う姿になって
私を慰める。

いい迷惑だ。
おかげで私は空にこんなにも魅せられ、縛られてる。
空を見上げることを止められない。
風を感じることを止められない。

ba3be846.jpg

小学生の頃確か二年生のとき。
国語の教科書でやった「クジラ雲」
高校の窓から見つけた「クジラ雲」
どっかの学校のどっかのクラスの先生や生徒を乗せてるかどうかは私は知らないが
「天まで届け! 1、2、3ッ!!!」
だなんて、そんなセリフが聞こえた気がした。

空の海を泳ぎ
雲の波飛沫を上げ
誰かの想いでも乗せながら
クジラはのんびり動いていった。

私も乗せろよ。

だなんて
そんな想いも乗せていったのか。
どれだけの何かを乗せたかなんて
私には知る術はないし、知ろうとも思わないが
ちょっとだけそのクジラは
体が重そうだった。

fdd95f4a.jpg

帰り道
それなりに大粒の雨に打たれながら自転車をこげば
雷の音と
現実味のない黄昏。
後ろは燃えるように赤いのに
私の行く先はどこまでも蒼くて。
ふと隣をみやれば
分厚い雲を挟んできれいに赤と青に分かれている。
思わず、写メでパシャリ。
何もかもが青く染まるその後ろで
世界が燃えていたその光景は
なんだか
泣けた。

その境界線で自転車を走らす私が
中途半端な存在のように思えて
あながちそれは間違ってなくて
自分の意志が一つじゃないなんて
なんてややこしい。つーかむしろ迷惑だ。
だなんて思ったり。

遠くで雷がなる音と
景色をノイズで埋めようとでもしているような蝉の声と
燃え続く私より後ろの赤い世界と
海の中にいるような私より前の蒼い世界と
境界線を自転車で走る私と
私と別の人生を歩む他人の存在

あぁ。
コレがシュールレアリズムか。

世界の時間が止まった気がした。
世界から弾き飛ばされた気がした。
どこにも存在していないような錯覚
一瞬蝉の声で視界が埋まって
雷の音で視界を埋めた蝉の声が散って
私がここに引き戻されて
世界は何も無かったかのように時間を進めて
他人は相変わらず私と深く交わることのない人生を歩み続けている。
燃え盛る方へ歩み
蒼い世界に沈み
境界線をひたすらなぞり
私を他人を見ることもせず
人生と人生が掠った。
まるで
空にひかれた境界線の如く。

嗚呼、なんてシュールレアリズム

空が魅せた
超現実世界。


話は変わって

403いいなぁ。
cock roachいいなぁ。
アルバム欲しいなぁ。
知る人ぞ知るSouthern cross は神曲だとおもうんだ。

This little time that you live here
may be treasure when you are old.
Go, if you come away from your way.
Find, find your own way that you believe in.
Destiny is challenging you...
“Obey me, or defy me”


「我に従え。さもなくばあがらえ」

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プロフィール
HN:
ひびの
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
創作全般、文化人類学
自己紹介:
電波でオタクな情報工学系女子大生。
でも数学物理が壊滅的に出来ない。
国語と英語さえ出来れば生きていけると思ってる。

ダイガク.TVの特別chに所属しております^^
webデザイナー志望。
SNSやプログラミングなんかにも興味あります。
とりあえずは映像製作学ばなきゃなー、なんて。

音楽大好き
吹奏楽管弦楽から民族音楽、ラウンジ、邦ロック、ゲーム音楽、ボカロまで大好き。
洋楽にも手を出してみたい今日この頃。
常にお勧めアーティスト情報募集中。
一応ボントロ吹き。
気がついたらテナー、テナーバス、バスの三種類制覇してた。

猪突猛進という言葉がぴったりな性格らしい。
本人、そんな気はあまりしてないんですけどね!
ていうかもういっそ元気と紙一重の騒音レベル。
声量だけは有り余ってます……orz
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